ダート(未舗装)林道を礫を飛ばしながら傍若無人に駆け抜けるバイク達を憎々しげに眺める我が双眸よ。
三国峠を越えて長野県に繋がる中津川林道（秩父市道大滝幹線17号線）はそれなりに交通量があるが、天丸峠を越えて群馬県に繋がる林道上野大滝線は交通量において明らかに1ランク落ちる。
つまり道路障害や事故があったときに当局が認識するのにより時間がかかるのである。
そんな危険な林道を普通の乗用車で走っていたところ、一台のバイクに抜き去られた…ピシッと厭な音がした。

そのまま、天丸トンネルを目指して走っていくと、左側の崖が崩れて赤い礫が路面を侵すガレ場が出現する。
左側から右側へとかなりの傾斜でしかも通れる場所の道幅も狭く乗用車で通過するのはなかなか難しい局面となった。
その時、ピーピーと五月蠅いクラクションの音がしていた。
先に抜いていった無礼なバイクがそのまま滑落して上がってこれなくなっているのだろう。
しかし物理的にも、当時のVodafoneでは通信的にも助けることは不可能…というか、そんな義理もない。
何とか通り抜けて上野村に着いたときにはホッとした。
やっと圏外以外の表示が出たが、もう遅い。
ヘタに関わらない方がいいと思い電話しなかった。
後には車もバイクもいなかったと思われるから、割とマジで、今頃、白骨になってるかも…
20年以上前の話である。

君達にお願いがある…あの無礼なバイカスの大腿骨でカンリンという笛を造り、彼を偲んで吹いてやってもらえないだろうか？

カンリンはチベット仏教の儀礼で僧が吹く笛であり、それは非業の死を遂げた人間の大腿骨で造ることになっている。

それが供養なのだ。

道路交通法第７２条
車両等の交通による人の死傷又は物の損壊（以下「交通事 故」という。）があつたときは，"当該車両等の運転者その他の乗務員" （以下この節において「運転者等」という。） は，直ちに車両等の運 転を停止して，負傷者を救護し，道路における危険を防止する等必要な措置を講じなければならない。

"当該車両等の運転者その他の乗務員" 以外には如何なる義務も課されない
その根拠はこの国の最高法規である「日本国憲法」にある

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAGH!!!!!

>No.2294941
林道の崖下にバイクの残骸と一緒にこういう白骨が転がってるのって割とありそう
家族や友人の行き先把握率って林道ツーリングでは登山と比べて遥かに低いのでは？

以前、三重で崖下にフォレスターが落ちた時、ジムニーが転がっていたことがあったがジムニーの中身は白骨だったらしい

もちろん、落ちたのは俺ではない…SG9では結局ダートを走らなかったし、JB74でもまだ

ちなみに、ジムニーにマッドガード着けずに、MTタイヤ履かせている奴はバイカスと同じ扱い
もちろん、助けない
基本的に改造ジムニーは認めていないので

事務２

希望ナンバー26-21